S.KARMAのブログ(と言う名のsexy隊長のブログ)

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映画とバードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)とsexy隊長

   

※ネタバレがありますので、お気をつけください。ネタバレが嫌いな方は読まないでください。

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

ヒーローまみれのハリウッド映画を嘆く過去のヒーローの物語

かつてヒーロー映画『バードマン』で一世を風靡(ふうび)した俳優リーガン・トムソン(マイケル・キートン)は、落ちぶれた今、自分が脚色を手掛けた舞台「愛について語るときに我々の語ること」に再起を懸けていた。しかし、降板した俳優の代役としてやって来たマイク・シャイナー(エドワード・ノートン)の才能がリーガンを追い込む。さらに娘サム(エマ・ストーン)との不仲に苦しみ、リーガンは舞台の役柄に自分自身を投影し始め……。

シネマトゥデイ

バードマンを見る前に持っていた情報は

・以前ヒーローモノで大活躍した落ち目の俳優が主人公

・劇中に流れるドラムの音が素晴らしい。

・アカデミー賞で作品・監督・脚本・撮影賞を受賞した。

この三点だけでした。

それゆえに見た感想は、ほぼほぼ何も知らないで良かったーーー!

あたかも1台のカメラでしかもワンカットで撮影しているような、シームレス映像で送り続けるなんて知らなかったです。

映画の内容云々の前に、そのカメラワークに魅了されてしまいなにこれー!?なにこれー!?なにこれー!?状態。

と言っても映画は進んでいくので内容も人物も見なければならない…これ一体どこ見ればいいのー!?とプチパニック。

まぁ途中で慣れるだろう!と思っていたのですが、結局映画の後半まで慣れることはなく、「わぁどこ見ていいかわからないー」って思いながら映画の隅々まで見ることになり、なんだかんだで骨の髄まで楽しめるという素晴らしい構成。
パニックになり状況を把握しようと色々と注意していると、なんだか自分がその場にいるような気分になってくるんですよ。1カメのワンカットの映像がまるで自分の視点、FPSで進んでく映像にも錯覚するタイミングが多々ありました。

映像の話をいたしましたが、音楽も素晴らしい!音楽というかドラムなんです。生ドラムなんです。シーンの雰囲気、主人公の気持ちがドラムのリズム・強弱で表されているの場面場面での臨場感が凄い!!

聞いた話によると、一度生ドラムを録音して撮影→撮影したあとに、録り直しなどしてさらに場面に合うように修正

という作業を行っていたみたいで、そりゃかっこいいし場面場面にあってるよ!って言いたくなる仕上がり。

過去に栄光を味わい落ち目の俳優が主人公という設定に泥臭い生ドラムの音が本当にしっくり合うんですよ。

この映画、この主人公に打ち込み系や綺麗な音は似合わない。文章で全く伝えられないのが悔しいのですが、見てない人は急いで見て聞いてほしい音と映像です。

最後に内容になりますけど。映像と音に引っ張られると、間違いなく色々見逃したりすると思います。

この映画は複雑っちゃ複雑、シンプルっちゃシンプル。何がシンプルって昨今のハリウッド映画に込められた皮肉と悲観がメッセージとしてこれでもか!と伝わってきます。

「ウディ・ハレルソンは?」「ハンガーゲーム撮影中」
「マイケル・ファスベンダーは?」「X-MEN撮影中」
「ジェレミー・ジェナーは?」「アベンジャーズ」
「あいつもスーパーヒーローか…信じられん」

といった会話でてくるんですが、ヒーロー映画批判まではいかないけど、素晴らしい俳優がみんなヒーロー映画に出演してしまいスケジュールが抑えられないという話。

演技力は間違いなくある俳優がCGがメインの映画ばかりに主演するのはもったいない!と言わんばかりのシーン。

バードマンの主人公も、以前はヒーロー映画で一世風靡をしたという設定。

そして主人公役のマイケル・キートンも初代バットマンとして演技派俳優として一世風靡をする。

この映画、ただ皮肉をいうだけではなく主人公もその役のマイケル・キートンも使ってヒーロー映画に対してへのメッセージを送ってくるっていうんだから奥が深いしリアリティがある。

バードマンの後半に、観客はCGを駆使した爆撃などのシーンを好むし、それを求めている。という話も出てくる。

そんなんでいいの?ハリウッド映画?

そんなんでいいの?ハリウッドスターさんたち!!

業界そのものを根底から皮肉っていくのが本当に痛快です。そんな映画がアカデミー賞で作品・脚本賞を取るのは本当に面白いんですけど…主演男優賞は取りこぼすというのは、また面白い。

というのも、バードマンの最後らへんのシーンは

主人公のリーガンが自身で脚本主演演出を行った舞台の役柄に自己投影をするのですが、

「バードマンとリーガン」・「バットマンとマイケル・キートン」

ここも投影しているという関係性になっているので、3人の男、3人の同じ男が投影しあい重なった瞬間にラストシーンへと向かいます。

ラストシーンは、言ってしまえば謎です。どうなったか本当のことは知りません。

もしかするとハリウッド映画の未来を暗示しているのかも知れないなぁ。と思いました。

この映画で何か変わってくれるといいなぁ…ハリウッド映画。

 - 映画は映画館で見るもの

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