映画とイニシエーション・ラブとsexy隊長

※ネタバレがありますので、お気をつけください。ネタバレが嫌いな方は読まないでください。

イニシエーション・ラブ

イニシエーション・ラブ

イニシエーション・ラブ

童貞君や恋愛経験の少ない男子諸君は是非とも見なさい！！男子中学生と高校生は見なければならない作品

バブル真っただ中の、1980年代後半の静岡。友人から合コンに誘われ、乗り気ではなかったが参加することにした大学生の鈴木（松田翔太）は、そこで歯科助手として働くマユ（前田敦子）と出会う。華やかな彼女にふさわしい男になろうと、髪型や服装に気を使って鈴木は自分を磨く。二人で過ごす毎日を送ってきた鈴木だったが、就職して東京本社への転勤が決まってしまう。週末に東京と静岡を往復する遠距離恋愛を続けるが、同じ職場の美弥子（木村文乃）と出会い、心がぐらつくようになる。

シネマトゥデイ

まず怒りたいのは

最後の５分
全てが覆る。
あなたは必ず
２回見る。

という煽り文句を止めてほしい。

というのもこんなん言われたら意識してしまう。

純粋な恋愛映画として見ることが出来なくなってしまう。

それゆえに途中で全てに気づいてしまい。驚きよりも、どうやって締めくくるんだろうなー？って視点で見てしまった。

多分このイニシエーション・ラブの本当の楽しみ方は、超絶つまらないバブル時代の若者のクソみたいな恋愛話を聞かされる。という部分だと思うのですよ。

なんだこのクソみたいな話？なんだこのクソみたいに普通の恋愛話？なんだよリア充爆発しろよ！！！！！！

ぐらいのテンションで、あー！中高校生とかこーゆーのが好きだよねーwwwとか嘲笑いながら見ていたら、最後５分で全てが覆って

わぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーー

って叫ぶ。

そして、もう一度最初から見直す。

これが本来一番楽しい見方なんですよ。

ただ自信がなかったのか知らないけど無駄にキャッチコピーで煽ってしまったせいで注意深く見ちゃった。そんな見方した時点で全てが崩壊してしまう。

でもシックスセンスとかミストみたいに、注意深く見ていても最後驚くぐらいの仕掛けだったら良いのですが（シックスセンスは気づく人は気づくらしい…）イニシエーション・ラブはそこまで読めない内容ではないので、ちょっと煽りすぎかなぁって思います。

ただ、監督の堤幸彦さんはさすが！！という映像です。

直近で見た、邦画恋愛の脳内ポイズンベリーと比較してしまうのですが、やっぱ映画としての完成度はこちらの方が上です。

もし内容がつまらない恋愛映画だとしても、面白く見えてしまうような映像作品であることは間違いありません。

まぁまた話しますけど、それゆえに何の警戒心も持たずにつまらねー恋愛映画だな！って気分で１１０分ほど見たかったですね。

逆に言えばみどころはラスト５分ではなく、ずーっと見ていて楽しい作品ではあります。

あとね！あとね！これは声を大にして言いたいんですけど

ヒロインが前田敦子というキャスティングは１２０点をつけてもいいぐらい完璧です！

演技力と雰囲気が相まって可愛いし切ないし憎たらしい。

この前田敦子が見れただけでも満足！！

そんな感じで、途中でネタは分かってしまったけど満足度の高い映画でした。

Blogのコピーににも書きましたけど

童貞君や恋愛経験の少ない男子諸君は是非とも見なさい！！男子中学生と高校生は見なければならない作品だと思います。

詳細なネタバレは書きませんが、女子よりも男子に見てもらい映画です。

男子が見て悶えればいいと思うんだ！思春期男子が悶えればいいと思うんだ！恋愛経験の少ない男子が悶えればいいと思うんだ！

最後になりましたが、公式サイトのURLが

http://www.ilovetakkun.com

アイラブたっくんになっているセンスに映画URL史上最大の賛辞を贈りたいと思います。