映画と『ピクセル』とsexy隊長

2016/03/12

※ネタバレがありますので、お気をつけください。ネタバレが嫌いな方は読まないでください。

ピクセル

地球や人類の文化ついての情報を電波に乗せて、宇宙人との交流を図ろうとしていたプロジェクト。それを宇宙人が受信したものの、彼らは人類からの宣戦布告だと勘違いしてしまう。「パックマン」「ギャラガ」「ディグダグ」「ドンキーコング」「スペースインベーダー」と、送られた情報からテレビゲームについて知った宇宙人たちはそれらに出てくるキャラクターに姿を変えて地球を侵攻し始める。巨大なキャラクターが次々と現れ、都市をブロック化していく事態に世界はパニックに陥り……。

シネマトゥデイ

夢のような世界が目の前に！

子供がいる人は、もう早く見なさい！！
子供と一緒に見なさい！！
ゲームが好きな独り者はどう考えても面白いんだからさ。
こんなにも子供と一緒に見なければならない映画なんてそうそうないよ。
アベンジャーズみたいな強いヒーローかっこいい映画じゃなくて
こういった映画を求めていたんですよ。

まず主人公が、子供の頃にはゲームの世界チャンピオンだったのに
今は、ホームシアターの取り付け業者という設定が最高。
そんな、どこにでもいるような冴えない男が
ひょんなことから、地球を侵略してくるゲームキャラと戦うっていうんだから夢がある。
そもそも、８ビットキャラが地球侵略してくる世界観が夢のようである。
ゲーム好きな人なら誰でも妄想する世界が実際に！！
って書いてる私も、今何が妄想で何が現実か分からない文章になってきた。

それぐらいテンションが上がってしまう映画ということが、何を言ってるのか分からなくなってる文章から読み取っていただけるとありがたいです。

と言っても完璧ですげぇ面白い！ってわけではなく、不満もある。
それは音楽。
ゲームとゲームミュージックとゲーム効果音の関係性は切っても切れない関係性なのに
この映画ではゲームミュージックがちょっと弱い、いやかなり弱い。
その弱さゆえに、テンションが上がりきらないことが多々あったぐらいだ。
あとよくある、日本公開になると日本用になる主題歌。
ピクセルの日本版は三戸なつめの8ビットボーイ

この曲は好きだし、購入までしてるんですけど
ゲーム内容とはいえ、地球侵略ストーリーの映画で命と地球をかけて戦ったあとに聞く曲じゃないな…と。
しかも、なんで三戸なつめで8ビットボーイなんだろ？ボーイじゃないのに。
海外の主題歌はこちら

うん、やっぱこっちの方が内容にあってるしカッコいい！
地球侵略者と戦った映画感がある！
しかも曲名がGame on!
Game on!はゲームや試合で「さぁ勝負だ」という意味である。
ゲームキャラクターとも地球侵略をかけた戦いという意味ではピッタリすぎる！！！

ストーリー面でも侵略者と戦う時には裏技などは禁止！というルールでやってるはずなのに
ドンキーコングとの戦いでは裏技を飛び越えて、なんかもうそれはいいの？？？ってなったり。
全然比べてはいけない映画だとは思うけど、ストーリー面ではシュガーラッシュの方が面白かったなぁ…。

色々不満を言ってしまったが…ゲーム好きゆえに色々不満が溜まってしまったんです。
好きゆえに、好きだから。
おじさんが地球のために戦う素敵な映画です！子供がいる方は是非子供と見て！
特にお父さん頑張れ！
この映画、エンドロールがかなり秀逸ですのでお見逃しなく。
エンドロールだけで映画１本分ありますよー。